WordPressで発生しうるエラーとその対処法|初心者向け完全ガイド


WordPressでよくあるエラーとその原因・解決策を徹底解説

WordPressを運用していると、さまざまなエラーに遭遇することがあります。
本記事では、よくあるエラーの原因と解決策を分かりやすく解説し、予防策まで紹介します。


1. WordPressでよくあるエラーとその原因・解決策(要約)

500 Internal Server Error(500エラー)

原因: サーバー側の問題(.htaccessの破損、メモリ制限、プラグイン競合)
解決策: .htaccessをリセット、PHPメモリを増加、プラグイン・テーマの無効化

403 Forbidden(403エラー)

原因: パーミッション設定ミス、セキュリティプラグインの設定ミス、IP制限
解決策: パーミッションを755/644に設定、セキュリティプラグインの無効化、.htaccessを確認

データベース接続確立エラー

原因: wp-config.phpの設定ミス、MySQLサーバーのダウン、データベースの破損
解決策: wp-config.phpのDB情報を確認、データベースの修復、MySQLサーバーの稼働確認

画面が真っ白になる(White Screen of Death)

原因: メモリ不足、プラグインやテーマのエラー、PHPの致命的エラー
解決策: プラグイン無効化、PHPエラーログの確認、メモリ制限の増加

更新が終わらない・メンテナンスモードのまま

原因: .maintenanceファイルが削除されていない、更新中のサーバーダウン
解決策: FTPで.maintenanceファイルを削除し、手動で更新を再試行

2. 各エラーの具体的な解決方法

500 Internal Server Error の対処法

  1. .htaccessファイルのリセット:
    FTPでWordPressのルートディレクトリにアクセスし、.htaccessをリネーム。
    WordPress管理画面から「パーマリンク設定」を更新して、新しい.htaccessを生成。
  2. PHPメモリ制限の増加:
    wp-config.phpに以下を追加:

    define('WP_MEMORY_LIMIT', '256M');
                
  3. プラグインやテーマの無効化:
    FTPで wp-content/plugins フォルダの名前を変更し、原因の特定を行う。

403 Forbidden の対処法

  1. パーミッションの確認:
    wp-content フォルダは 755、ファイルは 644 に設定する。
  2. セキュリティプラグインの無効化:
    FTPでプラグインフォルダの名前を一時変更し、一つずつ再有効化して原因を特定する。
  3. .htaccessの修正:
    不要なリダイレクトやIP制限を削除する。

データベース接続確立エラーの対処法

  1. wp-config.phpの設定確認:
    DB_NAME, DB_USER, DB_PASSWORD, DB_HOST の値をチェックする。
  2. データベースの修復:
    wp-config.php に以下を追加し、/wp-admin/maint/repair.php にアクセスする:

    define('WP_ALLOW_REPAIR', true);
                

白画面(White Screen of Death)の対処法

  1. プラグインの無効化:
    FTPで wp-content/plugins フォルダの名前を一時変更し、個別に再有効化して原因を探る。
  2. PHPエラーログの確認:
    wp-config.php に以下を追加し、エラーログを確認する:

    define('WP_DEBUG', true);
    define('WP_DEBUG_LOG', true);
    define('WP_DEBUG_DISPLAY', false);
    @ini_set('display_errors', 0);
                

メンテナンスモードの解除方法

FTPでWordPressのルートディレクトリにある .maintenance ファイルを削除する。

3. 予防策:エラーを防ぐためのチェックリスト

  • 定期的なバックアップ:
    UpdraftPlusやBackWPupなどのプラグインを利用して、定期的にバックアップを取る。
  • 不要なプラグインの削除:
    使用していないプラグインは無効化・削除し、競合やセキュリティリスクを低減。
  • PHP・WordPress・テーマの最新化:
    PHPは7.4以上へのアップデートを推奨し、WordPress本体やテーマ、プラグインも最新バージョンに保つ。
  • キャッシュの定期クリア:
    WP RocketやW3 Total Cacheなどのキャッシュプラグインを活用し、定期的にクリアする。
  • セキュリティ対策の強化:
    WordfenceやSucuri Securityでサイトの脆弱性をチェックする。

4. まとめ|WordPressエラーは冷静に対応しよう!

  • エラー発生時は落ち着いて、原因を特定することが大切!
  • 500エラー、403エラー、データベース接続エラーなどは、手順通り対処すれば解決可能!
  • 定期的なバックアップと最新アップデートでトラブルを未然に防ぐ!
  • 解決できない場合は、レンタルサーバーのサポートを活用する。


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